2024/12/20 13:50

12月17日、橋本財団がおこなったシンポジウム「世界から選ばれ続けられる日本になるには~インドネシア、ミャンマー、ネパールからみた来日外国人労働者の実態と課題」に参加しました。

日本の外国人労働者の受け入れ制度について、インドネシア、ミャンマー、ネパールなど送り出し国はどのようにみているのか、また来日労働者の仕事や生活の実態と課題についての事例報告を聞くことができました。

それぞれの事例を聞くにつけ、自分の国では満足した仕事が探せず、家族のためにやむなく海外に出ていかなくてはいけないのが、そもそもの問題だと思うのだが、円安のこのご時世に果たして日本を選び続けてくれるのか。
これから海外に出る人に選ばれなくても、せめて今日本にいる人にずっとい続けたいと思う日本であっては欲しいと思うのだけれど、1円でも多く稼ぎたいと思っている人にとっては地方から都会、日本から他国に行くことにためらいなどないのだと思う。

現在の日本のビザが長期の在留を想定していないから、期限が来たら帰国しなくてはいけないわけだけど、帰国しても別のビザで再来日したり、別の国を目指したり、、、どちらにしても腰を据えての将来が描けないのが誰も幸せにしないような気がする。

永住権を持っている人ですら、自身の親を長期的に呼び寄せられるビザは現在のところないわけで、家族のために働かなくてはいけない、でも家族と一緒には暮らせない。人手不足の日本は外国人労働者を欲しがってはいるけど、あくまでも「人材」なわけで「人」としては見ていないんだなあと思ってしまったのでした。

これからも外国人労働者は増えることはあっても減ることはないと思うのだけど、為替のレートがよくなるか、お給料が高くなるかしなかったら、もしかしたら日本に来る人は減少に転じるかも??
そうなった時に日本はどうしようとするのかしらね??

そして微力ながら「ネパールダフェ」のようなフェアトレード販売が、自分の国で家族と一緒に暮らせる人を増やしていけたらいいなと思うのでした。