2023/04/25 15:43

きのうはネパリ家族の次男くんの誕生日でした。
相変わらずの特注バースデイケーキに目を奪われましたが、きょうのトピックはそれではなく、次男くんと同じ名前の15才くんのこと。

15才くんは最近コックさんの両親に呼び寄せられて日本に来たらしいのだけど、バイトをするのではなく学校にちゃんと行きたいということなので居住地の市役所(教育委員会)に行って中学校に編入したいということを言ったらしい。でも条件がそぐわなかったのかどうもすんなり中学校に入れてもらえなかったらしく、「(入試を受けて)高校に行ってください」と言われたのだとか。

最近は小学校の年齢で呼び寄せるケースが多くなってたんだけど15才というのはネパール側から考えると区切りのいい年齢らしく減ったとはいえこの年齢で呼び寄せるケースもないわけではないのよね。

受け入れる学校としたら高校受験のとてもデリケートな時期に、日本語もおぼつかない子が新学期途中に入ってくることになるわけだから嫌がるのはもっともだと思うのです。

そして本人と親がどちらも同じ気持ち(学校は行かなくていいからバイトをする、もしくは頑張って日本の学校に編入する)ならいいんだけど、そうそううまくいくケースばかりじゃなくて、私が関わった子もひとりは中学校に1学年落として編入できる手はずになってたのに、中学校じゃなくて高校に行くって言ってごねて結局どちらにも行けなかった子とか普通に中学校に編入はできたんだけど、学力が追いつかなくて高校受験もしたんだけど合格できずにフリーターになっちゃった子とか、いろいろでした。

そして途中で都会に引っ越していっちゃったからそれっきりで何もしてあげられなくなっちゃったんだけど、都会の方が岡山より外国にルーツのある子の受け入れ態勢は整っているよね。どうかいい人に出会って支援を受けてますように。