2022/10/22 14:12

先日サッカー観戦に行った時のこと。
中3ネパリのSくんとは日本語でおしゃべりをしたのだが、
いきなりされた質問が
「えみっちは何か国語しゃべれるの?」
っだったんだけど、そんな質問がでるくらいネパールは多言語の国。もともと多民族多宗教の国っていわれるだけあって民族の言葉がたくさんあり家族で使っている言葉と学校での言葉も違うことがあるらしい。なんならお父さんとお母さんの民族の言葉が違うから、お父さんはお母さんの言葉がわかるけど、お母さんはお父さんの言葉がわからないというケースもあるのだとか。(その逆もしかり)
2015年のネパール大地震のあとも今まで住んでいた場所には住めないからと避難したのはいいが、その土地には自分たちの言葉の学校がなかったから、学習難民になっちゃって困っちゃったりって言う話もあったし。。。
言葉ってアイデンティティーを構成する一つの要素だから大事だよね。

以前、我が家の居候Dくんに「この中国語はなんて書いてあるの?」って中国語のメッセージを目の前にだされて、「中国語と日本語は違うからわからないよ。Dくんだって隣の国の言葉はわからないでしょ?」って答えたら、「いや、わかる。」って言われて、「Oh,No.」ってなったことがあったっけ。ネパリはインドのヒンズー語が理解できるらしい。それって人の往来が関係しているのかな。テレビではヒンズー語のドラマやコメディを見ることができるっていうからテレビの影響なのかなあ。いろんな言語ができるって単純に楽しいし可能性が広がるからうらやましいけど、日本人が日本語だけで暮らせるのは植民地になったことがないからって聞いたこともあるからいろいろと奥が深いわ。