2022/08/08 10:23

地元のネパール人経営のカレー屋さん。
もうかれこれ7、8年はお付き合いがあるだろうか。

当初私が勤めていた事務所に、
「日本語勉強したいです。どうやって勉強できますか?」って
ひとりのコックさんが電話をしてきたことが事の始まり。

日本語教室はコックさんの勤務時間を考えると時間も場所も難しくて、ええいじゃあ私がコックさんの休み時間に出向いて行くから勉強しましょうってなったのでした。

別にその時は自分の休日がつぶれても全然苦じゃなくて、むしろみんなに会うのがおもしろかったなー。私は日本語の講師でもなんでもないけど、一応系統立てて日本語の入門コースみたいな授業を考えて教材を用意したりして。
でもそこには落とし穴があって、同じオーナーのカレー屋さんは何軒もお店があって、コックさんはシフトによってお店をぐるぐるするから、「きょうは誰それが休むからその代わりに誰さんが〇〇店に行って。」みたいなことが、前日や当日に起こるのでした。そして週に1回、日本語を勉強している日にもそれは当然起こるわけで、そうしたらどうなるかというとその時々で生徒のレベルが違う!ってことになるのです。
これは指導する側にとっては致命的で、なにしろ出張教室だから、用意している内容が前回の生徒を想定しているわけですよ。そこにあいうえおもわからない生徒がいきなり顔を出したり、はたまたその逆にめちゃくちゃ日本語ができるコックさんが面白半分に参加したり、、、
そんなこんなで1時間が終わるころにはぐったり。
そこへ
「きょうもありがとー」
と言って、カレーを山盛り持ってくる生徒、、いやコックさん。
カレーが授業料の代わりってことらしい。

そんなこんなのなんちゃって日本語教室。驚くなかれ2年も続いたのでした。

先週、新顔コックさんに、
「私、日本語勉強したいですー。」
ってニッコリ笑顔で言われたのだが、あの2年間を再開するには、気力も体力もありませぬ。
ごめんね、Aさん。誰か他にいい人がみつかることを祈っています。